【医療レーザー・皮膚科・病院】脇の永久脱毛に必要な回数は?
2017/05/12
医療レーザー脱毛(皮膚科などの病院で行われる脱毛診療)は、エステサロンに比べ少ない回数で永久脱毛を可能にします。それでも1回で済むわけではなく、複数回にわたり施術を繰り返します。
ムダ毛のない理想の脇を手にいれるまでに何回の脱毛が必要なのか、なぜ何度も同じ部位にレーザーを照射しなくてはいけないのか、その辺を説明します。
なお、医療機関の脱毛はレーザー光線を使って行われるため、”医療レーザー脱毛”と呼ばれています。
目次
脇毛を医療レーザー脱毛するのに必要な回数は?
多くのクリニックが5回コースを設定…でも、個人差あり
多くのクリニックが「両ワキ脱毛5回コース」をスタンダードコースとして設けています。
なぜ、5回なの?という疑問はありますが、過去の膨大なデータから導き出した最適な回数なのでしょう。
実際に、私も脇の脱毛を5回やって、仕上がりには満足しています。
ですが、誰もが5回で満足いく結果を得られるわけではありません。毛質は肌質には個人差があるからです。人によっては6回、7回……と、回数を重ねてようやく納得したという人もいます。
5回を目安にすればよい人、6回以上も覚悟しておくべき人の違いはどこにあるのでしょうか?
5回を目安にすればよい人
脇の脱毛で5回の施術を受ければ、おおよそ満足いく結果を得られるだろう人は次のような毛質・肌質の人です。
- 毛質:平均的な毛、剛毛
- 肌質:色白、日本人の平均的な肌色、トラブルのない人
医療脱毛使用されるレーザーは、黒い色素に反応します。しっかりとした黒い毛は細い毛に比べて脱毛しやすいという特徴があります。脇は比較的しっかりとした毛(黒い色素の毛)が生えているので、レーザーが反応しやすく脱毛しやすい部位です。
平均的な毛質~剛毛、色白~日本人の平均的な肌色、トラブルのない人は5回を目安に脱毛の施術を受ければ、だいたい満足いく結果になると思います。
6回以上必要になる可能性の高い人
一方、6回以上の照射が必要になる人がいます。ちょっと、多めに回数を覚悟しておいた方がいいのは次のような人です。
- 毛質:柔らかい
- 肌質:色黒、黒ずみ、アトピー等のトラブルあり
柔らかい毛質=薄い色素の毛はレーザーの反応が鈍く、回数を重ねなければ脱毛できない場合があります。柔らかい毛ほど脱毛しやすそうですが、意外ですよね。
また、レーザーは黒い色に反応しますので、日焼けして黒くなった肌や黒ずみにまで反応してしまう可能性があります。そういった肌に強いレーザーを照射すると火傷を負わせる危険性があり、どうしても出力を下げてレーザーを照射しなければなりません。弱い出力で脱毛をしていくわけですから、多くの回数が必要になってしまいます。同様に、トラブルのある肌の場合も、火傷などの危険性を考慮して、出力が弱められるため、脱毛の回数としては増えてしまう場合があります。
なぜ何度もレーザーを照射しなきゃいけないの?
なぜ、1回の脱毛ですべての毛を処理してしまえないのでしょうか?
”毛周期”が関係してきます。
皮膚の表面に現れている毛は、実はすべての毛ではありません。表面に見えている毛は、何と全体の30%ほどなのだとか。残りは皮膚の下で眠っています。
更に、1回の医療レーザーの照射に反応するのはワキ毛全体の15~20%。
つまり、1回で脱毛できるのは全体の5分の1ほどなわけです。
5回照射してようやく、脇毛全体を脱毛できる計算になります(最短で)。
脇の脱毛、何回コースを契約すればよい?
特に肌トラブル等のない人、毛質・肌質ともにまぁ普通~剛毛だろうという方は、5回コースを契約すれば良いかと思います(やってみて、もし足りなければ1回ずつ追加することもできます)。
ただ、毛や肌に不安のある人の場合、脱毛に適しているかどうか素人ではよく分かりません。特に、肌にトラブルを抱えている人は、実際に脱毛できるかどうかも定かではありません。
自分で悩むより、まずは専門の脱毛カウンセラーさんに相談するのが一番です。
各クリニックでは、契約前に無料のカウンセリングを行っています。まずは、そういったカウンセリングを複数のクリニックで受けてみましょう。
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